一般に『かぜ』はウイルスによる感染をいいます。
細菌による感染は、単一臓器のみで、症状が重かったりします。
ウイルスによる感染は、多臓器に症状が出る反面、症状が比較的軽度だったりします。
発熱、せき、はなみず、のどの痛みといった典型的なカゼ症状をおこす感染症をあげてみます。
①RSウイルス感染症
2才までにすべてのこどもがかかるといわれています。
発熱、せき、はなみず…といったふつうのカゼの症状がでます。
1/3のこどもが肺炎、気管支炎になります。
9月~3月までに流行がありましたが、最近は7、8月にも流行があります。
治療は対症療法。鼻吸引が有効
②ヒトメタニューモウイルス感染症
RSウイルスと似た症状だが、以下が違います。
2~4才に多いです。
RSウイルスより高熱で、39~40℃でます。
RSウイルス感染症もヒトメタニューモウイルス感染症も肺炎になって、血中酸素濃度が低いと判断されたときは
入院が必要となります。