だれかが話しかけてくるといった『幻聴』
だれかしらないひとが家の中にいるといった『幻視』
これらは、われわれ健常者からは見えるわけないのですが、認知症患者さんには見えたり、聞こえたりします。
じつは、認知症患者さんは半分寝ている状態だといわれています。
おきているんですが、『夢を見ている状態』になっているといわれています。
これを改善させるためには、抗認知症薬が効くことがあるといわれています。
少し前に『抗認知症薬は効かない』っていったじゃないか…とおもわれるかもしれません。
抗認知生薬は『頭の回転をよくさせる、興奮させる』作用があります。
これを利用して覚醒(かくせい)効果をねらうのです。
ただし、抗認知生薬によって逆に悪化する場合もあります。
少量から開始し、様子をみていく必要があります。
抗認知生薬は『頭の回転をよくさせる』といいましたが、ムリヤリ回転させているようなものなのです。
根本的な記憶障害、判断力低下などを改善させることはありません。
周辺症状に効くのであって、認知症そのものは改善しません。
リバスタッチが幻覚には有効なようです。