おくれましたが新年あけましておめでとうございます。
年末ころから、インフルエンザが流行しています。
予防の基本はなんどもいわれているワクチンです。
予防効果のみならず、肺炎も減らします。
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4688454
とはいえワクチンをうっていても感染するときはします。
基本的には対症療法といって、発熱やのどが痛いときは解熱鎮痛剤。
咳がでて、しんどいときは咳止めくすりが必要となります。
抗インフルエンザ薬はルーチンには処方しない…と医学書には書いてあります。
https://www.medsi.co.jp/products/detail/3904
しかし、しんどい患者さんはなかなか納得しないと思います。
抗インフルエンザ薬は『タミフル』か『リレンザ』というくすりが処方されます。
『イナビル』という1日一回だけ吸入するくすりがでていました。
この『イナビル』はほとんど効果がなかったという残念な結果がでています。
以上より当院では下記のようにしています。
❶第一選択はタミフル
❷第二選択はリレンザ。吸入を希望される方に。
❸第三選択はイナビル…ここまでくるとほぼ出番はないとおもいます。
残念な万年補欠の野球選手みたいです。
小学校でのぼくがそうでした。
この第一選択~の内容は神戸大学感染症内科岩田健太郎教授の著書でも書いてあります。